INKT Flower of life
INKT「サイサリス - EP」
https://itun.es/jp/RbfH6
うーん、YouTubeに音源がないの残念。
音源が上がってる他の曲とはまた違う感じなのです。
好きな曲。最近このシリーズですね。
以前あげた、AKIHIDEさんの桜雨とは物語性って面では共通してるんですが、こちらは曲の展開が物語性があって、こちらに注目していただきたいなと…!
まあ曲の展開だけでなく、歌詞もディズニーの美女と野獣を思い浮かべながら(野獣サイドで)聴いて頂けると、ああ、なるほど!となります。野獣がどうとか直接的な表現はないですけどね。
こういう、実は…な仕掛けも凄く良いなあと思います。
これ、凄く良いんですよね。本当、フルで聴いて欲しいのです。発売当時も視聴の段階から名曲のニオイがしましたが改めて。
1番は普通に、普通の展開です。サビから始まるんですけど。でも逆にここで普通なのが後を生かすいい仕掛けになっている気がしてます。
別れの日から目を背けてたの後の悲しげに静かになる感じもまた素晴らしい仕掛け。
ここから匂わせておきます。笑
1番入る前が好きなんですよね。物語が始まるようなピアノ。マーチングのようなスネアも効いてます。
耳を済ませると〜から凄くいい感じのギターが入ってきます。一気にギターの音色が変わって雰囲気が変わるところです大事なところですテストに出ます!!!!!(嘘)
そのままの勢いでサビいくんですけど、ここは普通の展開です。
でもこのサビのいい感じに派手なサウンドがこのバンドらしいなと。ドラムとか特に。最後のグリッサンド(ピアノの鍵盤端からザーッてやるやつ)が効いてますね!
2番からのギター、だんだん疾走感出てきます。歌詞も、とある朝僕は気付いて怖くなった〜と、何か変化がある感じです。
んでその後にくる、その日が来てしまったと←この表現が意味深で良いですね。倒置法ですね!その日ってなんだ!?ってなる。
今後に期待!!!!
進み出した時の針はもう戻らないという悲しい歌詞に反して、ギターの疾走感がむしろ良いんですよね。ここでサウンドも暗くなってしまったらなんか、まあ雰囲気は伝わりやすくなりますけど、まんまになってしまうと思うので。
で、2番終わってからですよ(安定の展開)
視聴では聴けないのが残念すぎる…!!ここのピアノがあって、ドラムがきて、ここで一気に静まって(イントロの雰囲気に戻る感じです)からが…!!
ここのピアノ、良いですよ。良い感じに盛り上げてるし、音の繊細さと力強さが相まってて最高です。
このスネア連打からの静まり返るがすっごく良い。基本的にスネア連打きたらその後は盛り上がるってイメージあるので。
地味にストリングスが効いてますよ。確かにここでは使うが吉ですなあ。
花びらは落ちて別れの時は近づいてきて←ここですよ。別れの時が近づいてるって物語にまた変化がある感じで、曲の雰囲気もまた変わってきてます。ギターがいい感じに効いてる…本当音作りが絶妙。
そこから、一雫の愛をこぼれぬように拾って救って〜ってくるんですけど、ここの歌詞と演奏が合いすぎてて、個人的には拾ってと救っての間が凄く絶妙だなって思っていて。間があることで、ゆっくり大事に拾って救っている様子が感じられるなあと。
あと、一雫の愛って表現がとても好きです。これ完全に個人的なアレですが。
この部分凄く好き…!!曲の大事なところですよ…!
そのあとに、寂しくなんて悲しくなんてないさってあるけど、絶対本心じゃないだろうな〜と思うのです。
ありのままに気持ちを書くのもそりゃダイレクトに伝わってきて良いですけども、こういうもどかしいのとか遠回しな表現が使われてると、より深みが増すかと。
ここも良いんですよね。ほんと。
そこからの、静かになってから魔法は解けてゆく〜ってくるの、めちゃくちゃ上手くて最高です…!!間も絶妙!あああまじ震える…!!
こういうメリハリが物語性ある曲では生きるのですよね…!
大サビがもうどーんときますね。でもここは来て欲しいところ。その前の箇所を生かすためにも。
若干キー上がってるのか、歌声に勢いが追加されたのか、まあ色々と、盛り上がりが、ここで一気にぐーんと。
生命の火がこの胸を焦がし続けたんだよって表現が本当にぐっときて、ライブの度にここでやられてましたね。あと、ここのピアノがめちゃくちゃ良いです。多分ピアノが良いからよりぐっときたんだと思いますわ。
ここで、息もせずに〜の部分がその前までのサビに追加されてるのもまた…!大サビどーんはい終了!じゃないところが。
ここで上手く物語締めてる感じ。結局結ばれるわけでもなく、ハッピーエンドではないので切ないけれど、サウンドから力強さが感じられるのがまた良い〜ザ・悲サウンドじゃないところが。
この曲、メリハリもはっきりしてるし、物語の場面場面の切り替えが歌詞+音楽で表現されてるので、それが凄く世界深まって良いです。
あと全体的に、バンドのカラーを上手く使っているというか。大人しすぎないサウンド。
あとは、意味深な言葉回しだったり倒置法使ってたり、次の展開をなんだ!?と思わせるサウンドだったりで、この曲中にこれだけ物語性高まってるのが本当にあっぱれの一言です。
あとテンポも凄く良くて。色々と絶妙に絶妙が重なってここまでの奇跡が誕生した感じ。これ多分あとちょっと遅くても早くても違うと思うので。
是非聴いて頂きたい一曲です。
この曲だけでなく他のアルバム曲も凄く良いので、オススメです。みなさん鍵盤ありのバンドは好きですかーーー!?
好きですよね!!!!!←
どれも曲の感じが違って楽しめるし、どれも本当にかっこいいです。もはやバンドという枠を超えている気がするってくらい。
曲違いますがご参考までに。ちなみにさっき開いたら広告はラルクのハイレゾのやつでした。ラッキー笑
それは置いといてこれはぜひ鍵盤に注目して頂きたい一曲なのです…!!
今は諸事情により全く動向を知らないので、2ndまでをオススメしておきます。笑
それではまた(最近さらに長さに磨きがかかってる)