ELLEGARDENの16年ぶりの新譜出ましたね
おそらくもう10周はしてます。
先ず、新譜リリース本当におめでとうございます。
とても嬉しいです。そもそも活動再開すらほぼ諦めモード(もちろん希望は捨ててはいなかったですが)だったのに、リアルタイムで新譜を追えることが出来るなんて…夢のようです。今でも夢見心地です。
まあついこの間までやったいたツアーは当然最初から最後まで落選でセトリ見てしばらく落ち込んでいましたが、これから当たる布石ということでいいですよね?いつか必ず当てます。
茶番はここまでにして、せっかくの機会なので早速正直な感想を。
1周目は…ちょっと最近日付跨ぐまで起きていられなくて、0時は寝てました。ごめんなさい。
でも1時に自分の楽しみな気持ちが勝ってふと目が覚めたんですよ。すぐ寝ようと思ったんですけどいや、新譜!新譜!ってなって半寝状態で聴きました。何やってんだ
半寝状態でとりあえず先行でリリースされていた2曲以外を通しで聴きました。
そしたらなんと……………………………あんまり覚えていませんでした。覚えていないというか記憶に(印象に)残った曲がなかったです。
強いて言えばチーズケーキ・ファクトリーのサビに若干のエルレの片鱗を感じたくらいで、いい曲すぎて秒で目が覚める、ということはなかったです。
あと、ELLEGARDENのアルバムを聴いているという感覚が全然なかったですね。基本ポジティブなのでメンバーの方々の個々の活動で得たものをフィードバックしてブラッシュアップしてきたのかな!と思っていました。
というわけで、これはきっとじわじわ良さがわかってくるスルメタイプのアルバムなんだろうな、と思いまた寝ました。
ちなみに後述しますが、Strawberry Margaritaはイントロから秒であっ好き…こういうの大好き…となりまして、なんなら今年リリースの中でベストソングだしELLEGARDENの中でも相当好きな曲に食い込んできたくらい。
このテンションで新譜くるかと思っていたので相当ワクワクしてたのですが…なんだこの温度差。
少しの不安とELLEGARDENの音楽を聴かなくなる自分を想像したくなくて不安定なまま2周目。
ちょっと待ってえ え や ん ! ! !
でした。
この時点ではダークファンタジー、Bonnie and Clyde、瓶に入れた手紙、チーズケーキ・ファクトリー、Goodbye Los Angelesに対して手のひら返ししました。手のひら返し早
今はPerfect Summerに手のひら返し中です。
ここまででまずまとめると、
・今までのELLEGARDENのアルバムとは一線を画してるので、「ELLEGARDENの新譜」に何を求めているのかでかなり評価が割れそうです。
・今までは1発でわかりやすいメロディーで馴染むのは早かったですが、むしろそれがELLEGARDENの特徴でもありましたが、今回は少し時間がかかるかもしれません。
・何周かしたらより味が出てくる新譜なのにヴィンテージみたいな面白いアルバムです。ノスタルジックなメロディも多い気もしますし。疾走感はほぼないですね!全体的に曲のテンポが落ちています。テンションも余裕のある落ち着いた感じ。
・今までのELLEGARDENとはかなり印象が違うので、今までのELLEGARDENが合わなかった人に逆にこのアルバムから入ってもらうのは大いにアリな気がしています。
ただ、今までのELLEGARDENとは印象がガラッと変わっているのは確かなので、動揺したりする人の気持ちはわかるというか私も相当動揺していましたからね。
とりあえず、今までの一般的なELLEGARDENのイメージとは一線を画しているものであって、ずっと好きだった人はむしろELLEGARDENの新譜だと思わないで聴いた方がフラットに聴けるのかも、とも思ったりしました。
ここから下は、軽く1曲1曲の印象を。
1.Mountain Top
今作では1番最初に、なんなら活動再開後1番先に出た曲ですよね。
ELLEGARDENが帰ってきたぞおおおおおってテンション上がりました。そこまでアップテンポな曲ではないのですが、サビ前〜サビの爆発感がELLEGARDENだわこれ、となって、これからの期待値を上げてくれた曲です。
Dメロ、ゆっくりテンションが上がるというか曲名になぞらえるなら山頂に近付いていってる感じがいいですよね。
2.Breating
イントロでちょっと期待感を持ったものの正直今でもあまりピンときてないですが、これはライブ映えする曲とみてます。ライブに行かないとわからないので、そろそろお席をご用意してください。
3.ダークファンタジー
今回全体的にメロディーがヴィンテージっぽいというか、伝わりますかねこの表現。ライダースの古着みたいな感じなんですよね。今だけ消費されるというよりこの先何年も残り続けることに意識を向けているのかなと思いました。そりゃ1発じゃ良さはわからないわけだ。
この1曲で世界観、物語が出来上がっていて素敵なんですよね。テントで絵本読んで時々夜空眺めに行くかのような気分になれる不思議な曲です。
4.Strawberry Margarita
問答無用、大好き、公開初っ端でぶっ刺さりすぎて今年のベストマイソングなのでは…と思いました。疾走感、メロディー、ギターの効き方、ラスサビ前、どれをとっても最高の要素しかない。
本当に好きな曲です。
5.Bonnie and Clyde
これは2周目で耳に留まって、イントロ〜Aメロのギターが好きなのでつい聴いてしまう感じ。何がいいってサビの終わり方なんですよ。からのDメロでまた一気に引き込まれて、無意識のうちに曲に意識を持っていかれてるこちらも不思議な曲です。
6.瓶に入れた手紙
だいぶELLEGARDEN(概念)じゃない。Bメロとか何。エルレにこんなんあったっけ。好きですけども。でもサビがめちゃくちゃ良いんですよね。
ELLEGARDEN(概念)としては??????ですが、曲としては私個人的にはこういうヴィンテージテイストな音楽が好きなんだなあと今回気付かされました。
これも聴けば聴くほど沁みるパターンかと。あとは今までELLEGARDEN聴いてこなかった人にもお勧めしやすそう。
7.Firestarter Song
ライブで真価を発揮しそうなのでライブで期待。
普通にかっこいい曲です。
8.チーズケーキ・ファクトリー
とても平和なRed Hot、Pizza Man、BBQ Riot Song(これが1番近いかな)…このあたりですかね。
サビの爆発感、メロディーは個人的に凄く好きです。なんならメロディーの好みはかなり刺さってます。Dメロ〜大サビが結構どれも良い。いきなり静まり返ってからディダ・ラ・バダで魔法かけてドカンとサビくるのめっちゃ夢ある。感覚としては今までELLEGARDENの音楽に馴染みがあった人には馴染みやすいかもしれません。
9.10am
普通にかっこいいですしこちらもライブで真価を発揮しそうな感じですね。ライブに期待。
ラスサビ前からのラスサビかっこいい。
10.Perfect Summer
今作1番の不思議作。今まであまり触れたことのない感じの音楽で、周回するごとにじわじわくるんですよね。夏に夕焼けの海をバックにして散歩しながら聴く曲でいいのでしょうか…
合間合間に入るギターが不思議な音色しているんですよね。
テイストとしてはthe HIATUSの影響を大きく受けているような。いまだにどう受け止めたらいいのかよくわからないけれども、聴くごとに心地良くなっていく魅惑の曲です。ラスボスはこの曲かもしれない。
11.Goodbye Los Angeles
先行2曲除いたら個人的にはこれが1番ヒットしました!私の中のELLEGARDENの音楽のイメージにも合致したし、サビのラストが好きすぎる。
みんなで円陣組んで歌って楽しむ景色が浮かんできますね。これはライブでの景色が楽しみな曲。
大サビまでの盛り上げも完璧、皆さんきっと最後のyesterday〜イェエェ〜エエエェ〜は一緒に叫びますよね?私は叫びます。
ELLEGARDENならではのライブの景色、メロディーの強さが1番濃く現れてる気がしました。
ELLEGARDENの皆さんがロスでまたなー!って言うように、ライブではファン側がELLEGARDENにまたなー!(現実にはそのまたなが何年後にもなるのですが笑)ってなる、カラッとした別れのイメージにピッタリで、そういう意味でも1番好んで聴いていますね。
個々の曲の印象はこんな感じですが、ライブ行ければまた手のひら返しすると思うので悪しからず笑
総評としては、聴き込めばELLEGARDENのブラッシュアップした覚悟と曲の味が出てくるので、ぜひ諦めないで聴いてみると良さがわかってくるかも!という感じです!
もちろん受け入れられないとか良いと思わない人の気持ちもわかるけれども、かつてのELLEGARDENじゃなくてもう現在進行形のELLEGARDENで、彼らは進化しているんだという覚悟とともに聴き込んでいけば結構いいアルバムなのではないかなと思いました。←まあこれは重いですが、逆を言うと今までELLEGARDENに興味なかった人におすすめしやすいアルバムになったのかなーとも思います。
全肯定オタクじゃなくてすみませんが、今はとても気に入っていて1日2周以上はしてます。
またライブに行って印象が変わる曲が出てくるかもしれないと思うと楽しみですね。