momomo1124’s blog

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鉱国の翔龍と英雄の歌 雑談③

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今月追加された列伝:鉱国の翔龍と英雄の歌

の雑談です。

 

今回は、今月の列伝が私が思う程あまり話題になっていなかったようである(勿論凄く良かった!という方もいらっしゃると思いますが)

つまり周囲と自分の温度差についての個人的な分析をしたいと思います。

※あくまでも個人的に思ったことにすぎないので、私対私以外の全員の人という大きな主語で括っている訳ではないです。単純に自分と周りに温度差があったのかなと感じた理由の個人的な解釈です。

 

早速ですが

①とにかく「よくわからん」という人が多かったんだと思う

 

この理由は変な人(フェイロンサイド)という立場を自覚している側だからこそ、そしてなぜ自分が変な人なのかを自分なりに分析して生きているからこそこう言えるのであって

 

普段、自分が当たり前に人間であるということは人間にとって無意識ですし。何度も書いてますがわざわざ自分は人間なのか?と疑う人間なんて圧倒的に少ないです。

あと、会話なんて普通に話すだけじゃん、と思う方が圧倒的多数だと思いますし、

私のフェイロンの分析に対して考えすぎw生きづらそうwと思うその感覚が"一般的"です。つまり圧倒的多数側、大衆側です。

また、フェイロンの様々な所謂空気を読めない、会話が噛み合っていないと言われるであろう発言の数々から、"フェイロンは変な人"以外の感想がない、無意識的にこういう人は変な人であるという概念が刷り込まれているのが一般的だと思います。

 

だから私が騒ぎまくっているのとは裏腹に反響が薄かったのではないかと思っています。ストーリーの良し悪しというよりは、単純に???(よくわからない)と思った方が多かったのではないか。

ソーシャルゲームのストーリーですので、よくわからん、つまんね〜で済ましてもなんの問題もないわけです。

あと、1回つまらんと思ったものは、おそらく大半の人は時間使ってまで見返すことはないと思います。

 

おそらく、一般的にはフェイロンに対してなんでこんな簡単なことさえわからないんだこいつは?頭おかしいのでは?人間というか原始人でしょ 以上

で、終わりなんです。だし、別に考えなくても生きていけますし。

だから、フェイロンの、わからないからその理由を探してくる、という台詞の意味もわからないというか、この台詞がフェイロンにとっていかに大事な問いかということが認識出来ない。

 

そりゃ、よくわからん、つまんね ってなる

 

だし、それを非難するつもりは無いというか、むしろ変な人サイドで生きるのは犠牲が多すぎるのでおすすめは出来ません。

こんな人間になるとなんとか人間の姿に擬態し社会に紛れ込むので精一杯で、どれほど自分が頑張ったとしても、それはスタート地点の200km後ろくらいから必死にスタートラインに向かっているだけにすぎず、

すでにスタートラインに立っている人はもうどんどん先に進んでるから

(でも、そんなのでも仲良くしてくれる最高な人間と出会えたりもするのでそこはラッキーだし、自分がラッキーで生きてることを自覚できるのはだいぶラッキー!)

 

次に、

②題材も描写もかなりリアルだったため、多分ソーシャルゲーム好きの中心となる層にはウケなかった

 

ソーシャルゲームをやっている人は、おそらく大半の方々が"ゲームが好き"(クリプトラクトもストーリーより攻略やキャラ性能等ゲーム性やガチャ等の要素方が圧倒的に需要があるかと)でやっていて、且つ、ゲームのストーリーにリアリティは求めておらず(さほど重視されてないどころか必要されていないまである)、

むしろゲームでくらいは癒しだったり難しいことは考えたくないと圧倒的ファンタジーを好む方が結構な割合を占めているからなのではないかと思いました。

 

フェイロンの守りたいものが民主主義的なのでわかり辛かった

 

今までの英雄の歌シリーズは、もちろんこれだけではなく読めばもう少し複雑な要素があるのですが、中心として描かれていたであろうものをピックアップします。

ガーラーン・テリオス?(正直あの列伝はよくわからなかったので、多分、ですが)←動物、ペットとの愛(動物を飼ったことがあればガーラーンの気持ちはわかりやすいかなと…この解釈で合ってるか自信はない)

あと一応セルジュクとも師弟関係的なものだったのですかね?多分ですけど…

ローラン・テフレア←戦友的なもの(戦友は仕事や部活等多くの人が共感しやすい)

トリュファイナ・イスナ(と、イスナ・テフレア?)←姉妹の愛や女性同士のときめき感情等、こちらも共感する人の幅は広いかと

フアナ・ベルモント←わかりやすい恋愛感情(生きている間には結ばれないが)

 

一方で

フェイロン・ドールの民←民主主義

 

確かにわかりにくい。まず、民主主義の実現は共感を求めることが目的ではないと思っているので。各々の努力が成すもので、概念的なもの。

フェイロンが特定の誰かとどうのこうのという描写がないため、これがわかりにくさの一要因ともなったのかなと思っています。

もしかしたらフェイロンの国への愛に共感したという方もいらっしゃるかと思いますが、おそらくあくまでもフェイロンはドールの民の努力にこそ応えたのであって、

とりあえず出身国だから自国大好きという理由ではなく(実際フェイロンはドール出身ではなくドールの人間に"なった"ので)、その国の人を愛した上でドールを愛したと思うので

とりあえずここではドールは民主主義の体現だと解釈しておきます。

 

④やっぱり私が"変な人間"だから

 

多分これに帰結しますし、列伝を見て確信しました。やはり私は"変な人間"

 

だからこそ心をぶち抜いて脳みそを揺さぶられたところもありますし、変な人間として生きていかなければならないが故に目を背けられない、考えなければ生きていけないです。

大袈裟な、と思う方もいらっしゃるかと思うのですが、とにかく大衆に対しての疑問が湧きすぎるんです。なんでそんなことまで不思議に思うの?って言われたら逆に私が聞きたい。

こういう人間は、何あの変な人…でコミュニティから排除されるのが基本中の基本です。無き者にされるもしくは厄介者として排除されます。これが現実です。

 

 

で も

私はこの列伝の"ヤバさ"を伝えたいですし、変な人間だからこその視点を活かしたいと思いました。だからわざわざネット上に感想や解釈等を公開しました。

 

需要なんてないのは重々承知の上ですが、むしろ需要の有無という話ではなく(上記の通り、変な人間は基本的には排除され無き者にされるのです)、需要なんてないのを知っているがそれでも、という思いです。

 

この作品を制作側の書き終わったー!という満足で終わらせてはならない

 

というか、この作品は制作側の自慰行為・自己顕示が目的なのではない、

必死に受け手に信念と誠実さを伝えようとしている

 

こんなにも読み手に対し伝えたいことが沢山あるんだという圧を感じる作品に対し

この魂を拾わずにいられる訳がないというか見過ごしてはならないという謎の使命感に駆り立てられました。

 

私ももう少し簡潔に上手く説明出来れば良かったのですが、特に金銭が発生していない且つ企業とは全くの無関係ですので(完全に個人の趣味でやっています)

この辺りはプロの作品批評家、レビューのライター専門の方々がもっと上手くまとめてくれるかと思います←

まあというか究極、この列伝がまとめてくれた(ストーリーとして昇華してくれた)感じですね。

 

私としてはただひたすら、そういう見方があるのか〜とか、自分の解釈が絶対正しいとは思っていないどころか、

あなたはそう言うけど自分はこういう理由でそうは思わなかった、という意見が生まれるのも素晴らしいことというか、

私はそういうのが人とコミュニケーションを取る楽しさだと思っています。人と違うから楽しい。

おそらく私も制作側の意図とはズレた見方をしている可能性は高いと思いますが、だから人間って面白いんじゃないかなと思っています。

 

前から何度も言っていますが、私もこの列伝のように誰かの脳みそ刺激装置になりたいです。それでその人自身の人生が良くなったり、少しでも生きやすくなったり、

なによりも私のような非生産的無駄を煮詰めに煮詰めたアンハッピーセット(産まれてきたの残念すぎ!)みたいな人間でも生きているという真実があります

 

とりあえず、何かしらの形でこの列伝に限らず英雄の歌シリーズの隠された魅力を公式として予算かけて(ネタバレ含む個人のブログでは限度がある為)広く伝えて欲しいとは思っています。

それくらい大事なメッセージが込められすぎているので、制作側の魂が救われて欲しいです。

 

とかなんとか言っているうちに、明日には新列伝が来ますね。

私の推し列伝関連の話なようですので、楽しみです。内容によってはまた脳みそ爆破されるのかな…笑

 

今回は以上です!

 

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