鉱国の翔龍と英雄の歌 雑談②
今月追加された列伝:鉱国の翔龍と英雄の歌
の雑談です。
いやあ…フェイロンのあのキャラの描かれ方は私にはグサグサ刺さりました。色んな意味で。初めのフェイロンは自分でもあり、優しさと最期までのフェイロンは自分の尊敬する人でもあって、まさかロン族とも人生がリンクすることになるとは…
やっぱり特別好きになるものってなんかあるんでしょうか…
*ここから下、列伝内のスクリーンショットを載せている為、まだ列伝をご覧になっていない方は閲覧ご注意下さい*
冒頭の通り早速話し始めますけど、フェイロンの序盤のマジレス加減、あれ本当に私にしか見えなくて…笑
え、畑仕事しててそこで急に知らない人からお前、ここで何やってる?ってガンつけられたら畑仕事やってます。って答え……ない!?え!?そういう意味じゃない!?
逆にそこでリュウイ驚くの!?って思ってしまいました…勿論自覚ありきで生きてきましたがやはり私も変な人枠のようです。
え、しかも野菜の素晴らしさマジレスしない…!?野菜って素晴らしくない…!?私将来的に野菜と米作れるようになりたいんですが…
こんなこと言われたら私は秒でこの人素敵だなあって思うんですが…リュウイは思わぬ返答に調子狂ってしまったそうなので、やはり一般的な回答ではなさそうですね。
あと、ここも…(おそらくフェイロンとしては、なぜドールの民が何かにそんな必死になって夢中になっているのかを純粋に疑問に思っただけで、嫌味を言った訳ではない、ガチ質問)
クァンシィとしては、勿論好きで自分らの成果がゾラに持っていかれてる訳ではないので、このフェイロンの質問が嫌味に聞こえてしまうんですよね。
本当に私も思ったこと、わからないことを素直に聞いてしまうところがあるので…
ただ、これは言い訳してはいけないと思っています。自分が不勉強であることを自覚して様々な勉強をしないと、誰かにとっての"失礼"に当たってしまうことがあるんですよね。あと、一般的にタブーだとされていることに該当する可能性がある。
私は多分これからもこういうことをやらかして失敗してまたやらかして、の繰り返しで生きているのですが、せめてやらかす回数を減らしたいという思いで生きています。
私はここで完全に自分はフェイロン側の人間だと理解したので、やっぱりおかしい人扱いされるよなあって。まあでもそんなリアルなところが良かったんですが。
リュウイやクァンシィみたいな人達が一般的なんだろうなと思いますし。
やっぱり私も所謂変な人間なんだな、と改めて自覚するいい機会でした。
で、私もこの台詞の重要さを理解出来るようになったのはここ数年の話でして
スレイマン先生の仰る通り、自分が傷つくことに興味がないというのは割と危険だなと。
というのも、自分が傷つく(嫌な思いをする、悲しい思いをする、でも)ことで"傷つく"ということがどれほど痛ましいか理解出来るというか。
勿論、私が傷つくことは誰かにとっては全く傷つかないことでもあると思うのですが、傷つくという体験をしているか否かで他者への対応も他者に対しての姿勢も随分変わってくるかと思うんです。
私はかつて自分が色々な経験をして、自分が傷ついていたことに全く気付いてなかったんですよね。
傷ついているというより、どうやら自分は"おかしい、変な"人間であるようなのだが、その正体がわからなくて苦しかったという感じ。もう何もかもわかっていなかったのです。
けど、ある日、尊敬する教授に〇〇さん(私)は身体中に包丁が刺さっているのに無理やり歩こうとしているように見える、と言われて、そこで初めてどうやら自分は傷ついていたのであろうことを知って。やっぱり自分一人じゃ自分のことなんて全然わからないんだなと思いました。
同時にこの時に他者を通して自分が作られていくっていう言葉の意味がわかった感じでしたね。スレイマン先生のように、心配の種であると"指摘"してくれる人がいないと、気付けないんですよ。
ただ、フェイロンは最後まで自分が"傷つく"という概念すらないまま死を選択したように見えましたが。この辺りはオウロンのその後で上手く回収して欲しいなという気持ちはありますが果たして。
それはさておき、自分が傷ついていることを自覚出来なければ、他者の痛みなど想像出来るはずもない。というか根本的に痛みというものがどういうものかわかっていないから。
つまり、これも一部にすぎませんが、これを言ったらこの人は傷つくかもしれないという事前想定が出来ない、予防することも出来ない。
この人はこういうことに対して嫌がるからこういうことはしないようにしよう、という学ぶ姿勢を取れない、他者を尊重するという意識がない。
痛みというものを自身が体感しているか否かで他者への姿勢って随分変わるんですよね。あくまでも私の経験則でしかないですけど…(まあ、同時に悪用して他者にも同じ痛みを味わわせてやろうという手段も取れるようになりますが)
だから、フェイロンのように自分は無意識で言ったことが相手にとっては嫌味に聞こえていたりしてしまうんですよね。
でも、フェイロンも誰かをわざと傷つけたくて言ってるつもりはない。でも、悪気が無ければ良いじゃんという話でもない。相手が傷ついたりしたこと自体は相手自身に痛みとして残るのだから。
このような齟齬が他者との間に軋轢を生む原因になります。この辺りは本当に客観的に自分を見ているようでした。
あとは、フェイロンの純粋さがベルモントの琴線に触れてしまってベルモントの本音が出たんだろうなって場面もなかなかしんどかったです。あの場面はどっちの気持ちも想像できるというか、なぜその発言をするに至ったかがわかるからこそ。
だし、過去に私もそういうことがありました。その時はえ、なんでこの人こんなに怒ってるんだと思いましたけど、本当に愛は人によりけりですが人を激しく動かすんですよね。
こういうのも、相手の痛みを想像して敢えて何も声を掛けない、安易にわかる的なことを言わない等、相手を怒らせないための防止策を取らなければいけないのです。
(何かを愛すことは素晴らしいことですが、正直個人的にはもうわざわざその人と連絡取りたい、また会いたい等とは一切思いません…笑 それでもシェイドを倒さなければならない、一緒に戦おうと声を掛けたフェイロン優しすぎる〜〜
個人的にはベルモントみたいな人に対してはほっとくか無言でティッシュ差し出す程度に留めておきたいですね、ああいうタイプの人間には下手に慰めようとしない方がいい)
ただ、ベルモント。あの発言は人種差別につながると思いましたよ。こういうのが"差別"というものだと私は思っていて、
いくら愛故に怒りに震えたんだとしても、私は断固として貴方のあの人種差別的な発言に関してはNOを突きつけますし、オスティナさんに加勢します。(オスティナさんがベルモントに一発ぶち込んだ描写がちゃんと描かれていた、つまり差別的発言にNOを突きつけていたのはとても良かったです)
あ、私はベルモントの存在や人格を丸ごと否定しているのではなく、差別的発言に対してNOと言っているだけです。
このあたり混合されるとベルモント自体を否定してるかのように捉えられてしまいますが、"その発言に対して"NOと言っているだけです。決して全てを否定しているわけではない。
このあたりも、教授や尊敬する方々から教えてもらいました。指導するという意味で、導くためにそれは違くてこういうことだと教えるが、別にそれは私の人格ごと否定しているわけではないと。(意外とここ見過ごされがちで、罵倒や誹謗中傷は人格否定ですが、"指摘"されること、真っ当に教育されることはそれらとは全くの別物!ここは自分での判断軸で見極められるようになると随分生きやすくなります!)
で、ここからがもうフェイロンというキャラを紐解くたびに心にきたのですが、最終的にフェイロンの在り方と、自分が人間としてこうありたいと思った方の在り方が一致してて…で、私もそこを目指してるんですよ。
もう、フェイロンはリアルな自分であり目指したい自分の姿であり、もろ自分の人生にリンクするキャラクターがフェイロン(ロン族)だったのが……これは運命なのか……(いつもの)
オウロンはリアルな自分とは程遠い強さと賢さがあるひたすら憧れ且つ目標の人で、フェイロンはリアルな自分でもあり最終的に目指したい人でもあって……
あ〜〜もうロン族よ〜〜〜〜〜〜貴方達に出会えて良かったやっぱロン族は最高、最高なんだ……(尊さを前にして唐突に語彙力が消えるやつ)
フェイロンの何が尊いかって、フェイロンはみんなの必死を守るのが望みという、人間が人間として生きる、それぞれの好きなことに夢中になれる等個人の人生の満足度を高める、つまり人間(自分)として生を全うし後悔なく死を迎えられますようにという願いでありまさに希望の象徴
私は理想論をあり得ないと冷笑し何もしないよりも現実を見据えた上で理想論を実現させようと自分が出来ることはする人間でありたい
英雄の歌シリーズの英雄は其々愛の形(守りたいものの対象)が異なっていたと思うのですが、個人的に一番共感した且つ自分の目指す先が一致したのが、フェイロンのみんなの必死を守る、でした。
個人個人が夫々の人生の満足度高く生を全うする、他者を踏んづける形で他者の人生の邪魔をしない 私としてもそれを望んでいます。
まあ要するに、ひと要因にすぎませんけど社会問題の構造から理解し現実的にどうアプローチできるかを探るというか、勿論完全な解決的なものはないので、いかにお互いにとって居心地よく生きるか(いかに他者と共生していくか)、私が社会問題を先ずは構造から理解して、問題の本質を捉えようとする理由もそういうことです。
こういうのは現実を俯瞰した上で、且つ自分のことも客観視出来ないと脳内お花畑で終わってしまいますので。
いや〜〜本当に、本当に、列伝公開からほぼ一ヶ月向き合ってもおそらくまだ足りてないくらい沢山のものが詰まっていた列伝でした
たまげた、本当にたまげたしあまりの詰め込まれ具合に脳みそクラッシュしました
と同時に、自分も変な人であることを自覚しているが故に一般的な人達にとって共感はしづらかったりわかり辛い、というかわからなくても生きていけるしわからないのがおそらくマジョリティで響き辛かったのかなとも思いました。
私は社会学部出身ですが他学部の先生に社会学部は変人の巣窟!あの学部は変人ばっか!と入学早々ディスりをくらいましたのでおそらくその感覚が一般的なのかなと。
ただ、変な人サイドの人間からしてみればこれでもかってくらい様々な要素が詰め込まれすぎていて脳が爆発しました
とりあえず
ロン族最ッッッッ高!!!!!!!!!!!!!!!オウロンもフェイロンも最ッッッッ高!!!!!素敵!!!!!!!!!輝いてるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ありがとう鉱国の翔龍と英雄の歌ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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