momomo1124’s blog

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鉱国の翔龍と英雄の歌 雑談⑤

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鉱国の翔龍と英雄の歌

の雑談です。

 

現段階での予測でしかない且つあくまでも個人的な解釈の為、ひと個人の考えとして一歩引いてご覧頂ければと思います。

 

*ここから下、列伝内のスクリーンショットを載せている為、まだ列伝をご覧になっていない方は閲覧ご注意下さい*

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は、

・死霊術とは

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私は前回までの英雄の歌シリーズまでは、死霊術はシェイドが英雄を死人にしゾンビ加工する術だと思っていました。(つまり、シェイドが欲しいのは英雄の物理的な破壊力だけ。英雄はかつてギルザの軍に入っていたので、勿論そこでシェイドが死人となって私の仲間になってくれと言っても英雄達は素直にそれに了承するわけがない。シェイド自身もそれはわかっている。

※しかしベルモントは例外

だからシェイドが英雄の力を手に入れるためには英雄を殺すしかない。全てはシェイドがカオスへ到達するため)

 

ただ、本来の死霊術の目的はどうやら違くて、シェイドは死霊術を悪用しているようでした。

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もとは死霊術はリンシャンの両親が研究していたものであるが、シェイドがその術の成果だけを持っていきリンシャンの両親を殺したという。

で、その殺された両親に会う(死霊術を使い、お別れや生前に言えなかった言葉を伝えるため)ためにリンシャンは死霊術を研究しているといった状況なようですね。

 

シェイドとしてはなぜリンシャンの両親を殺したのか。

というのも、戦争というのは死者が出るが、それは死霊術を悪用しているシェイドにとって都合が良く、歓迎するものです。

シェイドはおそらく死霊術を(悪い意味で)これだ!と思ったのでしょうね。自身の目標達成のためのひと手段になると。

なぜならシェイドにとっては利用できる死人が増える→ゾンビを増やし、戦力を増幅させカオスへの到達というシェイドの目的に皮肉にも寄与することになるからですね。

 

しかしリンシャンの両親の死霊術の目的は、リンシャンの言うようにシェイドとは違うものであるし、シェイドとしてはそれは邪魔なものなわけです。シェイドが欲しいのは肉体と力だけだから。

 

ゾラの侵略で犠牲になった人々は、本来死ぬ必要がなかった、死者が出るという意の犠牲を出して欲しくないから、もし生きていたら勿論犠牲が出ることに反対しますよね。

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↑(リュウイ達は7年前のゾラの侵略で両親を亡くしています)のリュウイの台詞の通り、で、リュウイは生きている人間であるから、シェイドにとっては"邪魔"な訳です。

リュウイ達も、シェイドが僕がカオスへ到達するために君たちには死んでもらいたいんだ!お願い死んで!って言ってもふざけんなよってなるのは目に見えてますよね。

 

つまり戦争をしたい側(武器の需要は高まり武器を売れば儲かるし、戦いは国民に任せて勝ってもらえれば植民地を増やせるのでその分奴隷は増え、権力者はホクホク)にとっては、リュウイ達は都合が悪いから早く死んでもらいたいわけですね。

彼彼女らを自分らにとって都合良く動いてもらうためのモノとしてしか見ていないというか、シェイドにとって人間ってそういう存在でしかないんですよね。

 

リュウイが反乱を止めたいというのは、ゾラからの扱いに怒るな、黙ってゾラに従っていろというドールの民の怒りの声を封じるのが目的な訳ではなく、とにかく無駄な犠牲、つまり死ななくてよかったはずの死者を出すなということで。

 

この辺りは社会運動のやり方を考えるきっかけになりそうですね。とはいっても、シェイドはここで止まらない現実もあり、社会運動というものは戦いの道のりは長いものだと捉えることが出来るかと思います。

しかしそこで、気に入らない奴を殺すということで解決をするわけにもいかないし、同時に所謂権力者(既得権益層)もそんなことしていいはずないんですけどね……社会的地位で命の価値って変わるらしいんですよね……

 

話戻って、リンシャンが生きて死霊術を研究することはシェイドにとって都合が悪いのですが、シェイドにも落ち度があることが判明します(と私は解釈しましたが)

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フェイロンも私の魂に呼びかけて欲しい、と言っていた通り、シェイドは肉体と力は支配できてもその人間の魂、血として通っているもの(フェイロンが龍と人間の混"血"児という設定もおそらくこの辺りに関わってくるかと)までは支配出来ないであろうことが示唆されているのです。

これが英雄の歌シリーズの核となっているのではないかと思いました。

 

だから、リンシャンが本来の死霊術を使い、殺された英雄達の魂に働きかけて、彼らが人間として生きていた頃の魂を呼び戻して物理的破壊力を行使し死者を出すことを止められる、

そして死者を出さないということは結果的にシェイドの目標であるカオスへの到達を阻止出来てシェイドも倒せる…かもしれない!

…というところで終わるので、あ、これTo be continue案件だと私は思ったわけです。だし、過去の英雄達が出てくる。それは過去の英雄の歌列伝を読まなければわからないので、単体ではおすすめはしないと言っています。

 

今更ですが、カオスは無秩序な世界だと解釈しています。法や倫理等が存在せず、それこそ2000年前の天使と魔族に人間たちが虐げられていた、人間が人間らしく、そもそも人間が生きることすら困難な世界なのかなと。(個人的な解釈です)

 

みんながみんなシェイドのようになるとマズいよっていうのをこの列伝で示してくれているのかなと。

この話はキリがないので詳しいことは割愛しますが、自分さえ良ければ良い精神は結果矛盾しているというか回り巡って自分の首を絞めることになると私は思っています。

 

無事に英雄達の魂が救われると良いのですが…どうなることか。続報を待ちましょう。

 

今回は以上です!(いい加減新列伝を読め)

 

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