残火のキニス 感想
少々遅ればせながら、今月の列伝の感想です。
※ここから下、列伝内スクリーンショットありのネタバレ含みます。まだ列伝をご覧になっていない方は閲覧ご注意ください※
個人的には今月の列伝は結構好きな内容でした!
強さとは何なのかというところや、
ギルサニアの(ギルサニアに限らないと思いますが)貴族のリアルさだったりとか、まあ勿論全ての貴族がこうだとは言いませんけど
私はですが、結構作品と現実は切り離さずどこか通ずるものがあるものが好きなので、クリプトラクト内ではこういうものがどういう風に描かれるのか、毎回楽しみにしています。
あと、ルシウスがギルサニアの皇帝だった時代は地味に気になっていたので(ルシウスは暗殺されたとの情報は以前からありましたが)
その一部でも垣間見れたのは良かったですね。
今回は印象に残った台詞からつらつら語っていこうと思います。
ここ最近税金の私物化が話題になっている(ような気がする)ので、気になった発言でした。改めて私物化って何?っていうところですね。
私もミゲルバッハと同じ認識ですね。この辺りの解釈は多々あると思いますが
私はあまり政治的な発言がどうとかは気にしないタイプです。
そもそも「政治的な発言」って何ですかね?
要は政治家でもなんでもない人間が政府の政策に口出すな、文句あるなら自分でやれ、やれないなら文句言うなってことですかね?
政治的発言というより、ただ単にその人がどういう考えなのかを政府が出した政策を通して表明する、それだけのことだと思うので、
それほどまでに忌避される理由がよくわからないです。まあそりゃ安心して楽しい話だけしていられるのであればそれに越したことはないですけど。
私はですが、自分一人ではどうにもできない公の部分(ご時世的に例えば今なら病床や医師・看護師への物資や金銭的支援等、専門家のアドバイスが必要であったり予算を通す会議が必要なもの等)は、公(政府)に税金として少額ですが納めているので、国民から預かった(徴税した)お金を然るべきところに使うのでちゃんと納めて下さい、という意味で納税が義務付けられていると認識しています。
同時にこの時点で公私での仕事(役割)の割り振りもされているのかなとも思っていますが…
勿論満場一致する税金の使い道はありませんが、少なくともここ最近は正直今使うべきなのはそこじゃなくないか?と思うことは多いです。
目先の問題を科学的根拠をもって解決しようとせずに、先のぼんやりとした正直現実味の薄い願望に多くの投資をするのは、逆に非効率且つ非現実的でさらに負債を生むのでは?と思ってしまうのですが
…本当に例のアレ、今年開催する気なのでしょうかね?
とりあえず
ミゲルかっこいい。
昨年から思っていたのですが、シナリオが良いからキャラもより魅力的に見えるのか、単純にキャラ単体の魅力なのか、キャラの魅力がシナリオの内容の味を出しているのかわかりませんが(全部が合わさって物語が作られるので全部かもしれません)
キャラがとにかく魅力的に見えることが多くなったように思います。それぞれの役割にちゃんと意味があるというか、ストーリーにしっかり作用している感じ。
まあそれはさておき、私もとりあえず国民の命を守るために公が機能した方が周り巡って国にとっても良いのでは?という考えです。
この辺りは本当に個人個人分かれると思いますが(弱者はさっさと切り捨てた方が社会保障費削減につながる論とかありますよね)
私はとりあえず国民の命を守って、それがあってその上での経済活動という認識ですね。
納税だって生者という前提があり且つ労働者じゃないとできないじゃないですか、そういうことです。
ミゲルバッハの発言は机上の空論のように見えるかもしれませんが、結構理にかなってるんじゃないかなと私は思ってます。
勿論、全てが国の責任だとも言わないですが、
あまりにも自己責任自己責任言われるのもなあ…と思うのも正直なところで
私は自己責任って他人に言われるものじゃなくて、自分の選択に責任を持つという意味で自分が背負うものだと思っているので。
世の中には様々な境遇や見過ごされている問題(氷山の一角ですが、自助の仕方すらわからない・情報へアクセスするという選択肢がそもそもその人の中にない等)、ではなぜそういうことが起こっているのか。私はこの一要因に様々な意味での貧困があると思っています。で、さらにいくと貧富の格差があると。
↑要するにこういうことですね。
まあとはいえ、力の差がつきすぎると弱い者達が権力に縋り付かざるを得なくなる→貧富の差のループ、なんの根本的解決にもならない。ということです。
勿論各々の努力によって賃金の差は出ますし、頑張っている人が報われるのは当然ですが、それが結局搾取型構造社会のトップの座争いなら、何も変わらないですよね。
その玉座に誰がつくか、人が変わるだけだし、その仕事は"仕事"なのか、というところにもつながってくるかと思うので今の時点では割愛しますが
あと個人的にかなり好きな台詞が
これですね!私が思うことを要約するとこういうことかもしれないですね。グラドパイセン最高。
まあとはいっても、この後グラドがミゲルバッハを擁護しているシーンがあるので、名誉のためではないけども自分(グラド自身)の目的・ゴールが同じ人には忠誠を誓うというよりは自分も協力しますよ、ということなのかな?と思いましたが。
いやーこの台詞好きですね。自分の人生は自分で決めるし自分が主役として生きるっていう主体性のある発言のようにも捉えられるかなとも思ったり。
この辺りは本当に何が正解とかはないので、私個人の考えですが、
二次元ではあるけれどもファンタジー過ぎないしなんならかなりリアルな話って、問題提起のひと手段(現実へのコミットともいえるのかも)としてかなり良いと思います。自分は支持します。
とはいっても全てのユーザーが自分のようなタイプではないはずなので、おそらくですが、現実を忘れたくて二次元を楽しみたいから完全ファンタジーが良い!という方向けには栞(ショートストーリー)が向いてるのかなという最近の傾向の予測です。
今後、さらにギルサニアで一悶着ありそうな予兆がありましたね。果たしてどうなるのか。今後のストーリーも楽しみです!
とりあえず今年はオウロンのあの後の列伝がくるのか気になって仕方がない
です!
最後安定の脱線ですが、私は今回の列伝なかなか好きだったので推したいですね!
今回は以上です!
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