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吸血鬼と薔薇女王の揺籠 感想①

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遅くなりましたが(恒例)、今月の新列伝 吸血鬼と薔薇女王の揺籠の感想です。

 

今回は具体的なスクリーンショットはなしの個人的な感想になります。

ですが多少はネタバレというか、ふわっとしたネタバレは無くはないので、まだ見てないですよという方は念の為ここから下閲覧ご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は所謂家族愛を題材にした列伝だったように思います。

 

多分数年前の私だったら、こういう物語は毛嫌いしていたでしょうね。自分がこういうこれが家族愛なんだなと、愛を感じる家庭に育ってきていないので、現実はこんなの無いわとか言ってたと思います。笑

 

今の私からしてみればまあファンタジーなのもあってか、私の中での多様な家族というあり方の一つの目標でもあり、

しかしそれを理想化し過ぎず、あくまでも一例として素直に捉えることも出来るようになりました。

 

綺麗事といえば綺麗事なようにも思いますが、ローザリンデの永遠の定義・価値観が合ったから私達は一緒になれたのよ、という言葉は、ふわっとした愛という言葉では無く割と現実的だったのは良かったと思いますね。

人間としては人間はいつか死ぬので永遠はあり得ませんが、永遠なのかもしれないと信じようとすることは自由だと思います。

 

現実の家族って、私はあまり良いイメージもありませんし、家族を作りたいと思ったことも一度も無いですね。

私の友達も家庭環境に悩んでいる子は多いですよ。勿論そういう子達が全てでは無いですが、私自身の経験もあり、現実の家族ってそう甘くは無いです。人間同士ですから。

親同士だって離婚率が上がっている現状もそうですし、親と子だって上手くいかないことも沢山あります。私自身も沢山ぶつかってきました。

 

今思えば、親も子供に対しての接し方がわからなかったのかもしれませんし、

親としては私に愛情を注いだつもりが私的にはそれを愛情と感じられなかっただけで、単純にすれ違っていただけだったのかもしれませんが。

 

私に対して有り得ない、と思っていただくのもまた考え方の一つだと思うので結構ですが、

私は親に感謝はしていますが尊敬はしていませんし、こういう親になりたい、とは思っていません。家族大好きなんてことはありませんしなんなら出来れば二度と実家暮らしには戻りたくありません笑

まあつまり、自分がどういった親になりたいかわかっていません。現実的な体験に基づくお手本?目標がないので。そもそも親になるのかさえわかりませんけども。

 

ただ今月の列伝は、家族を美化しているというよりも、ああこういうのを家族愛っていうのね、みたいな笑、

私が知らなかったものの一例を挙げてくれたような感じでしたし、こういう家族っていいなっていう目標というか。

もし自分が家族を作ることになる時が来るのであれば、こういう家族になれるよう努めたいなとは思いましたね。

まあ、現実そう上手くはいかないことも重々承知していますし私も人間関係の構築がどどど下手なので笑、あくまでも未来の選択肢のうちの一つでしかないですけど。

 

一番面白かったのは、こういう物語に対し毛嫌いしなくなった自分の変化でしたね。笑

先程も述べた通り、だからといって家族とはこうあるべき像は他人に押し付けたく無いですし様々な家庭があることも知っていますので、

勿論理想的ではあるけれども美化はしすぎず、あくまでも一つの家族の形として捉えられるようになった自分に驚いています笑

ローザリンデもでしたが、魔族も人も天使も変わるものですね。

 

何度も申し上げますが、私は家族というものが好きではないですし、家族=夫婦、子がいて当然という考え方も好きではありません。

現実では基本的には敢えてここに言及する気はありませんけど。

 

ですが、私的には365日一緒にはいなくても、週1〜3日だけ、もしくは月2とかだけ会う家族っていう形も有りなんじゃないかな?と思っていますし、相手が同性でも異性でも別に構わないですね、純粋にお互いにとって暮らしやすい相手ならば個人的には性別は問わない感じです。

個人的に性的感情と愛情は必ずしも結びつかないと思っているタイプなので。

 

今回の列伝は私はあくまでも家族としてのあり方よ一つに過ぎないと捉えますが、

もし家族がいる方なら、若しくはこれから家族を作りたいと思う人がいる方なら、なんなら私みたいに家族はこうあるべき的な固定概念が好きではない方も笑、今月の列伝は読んでみるのもいいかもしれません。

 

よくある題材っちゃよくある題材ですが、魔族という設定が凝ってるのと、魔族的な目線で人間という生き物を客観視出来るのが結構面白かったですし、

ファンタジーではあるけれども、現実に取り入れられるところは取り入れられると思うので、やはりその辺りの学びがあるのは流石ですね。

 

個人的には今年の中でも結構好きな部類に入る列伝でした。

 

 

あ、別に私は被害者ぶっているつもりもなく同情を買いたいとかそういうことでもなく、ただただ現実的に思ったことを正直に述べているに過ぎないので笑、

あーこんな奴もいるんだな的な感じで生暖かい目で見守ってくださいますと幸いです。笑

ただそれ故に家族への視点はそれなりに多様ではありますよ、という感じですね。

 

今回はこの辺で!

 

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