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新列伝 祈りの翼と英雄の歌 感想①

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幻獣契約クリプトラクト、今月も新しい列伝が公開されましたね。

 

個人的には、英雄の歌シリーズ中でも今回のはかなり好きな部類に入りました。

私はちょっと重めの話が好きなんですが、そういうものばかりではないので、ストーリー読むだけでもアプリをインストールしてみて欲しいなあと思う次第です!(ストーリーは無料公開且つすぐに読むことが出来ますので)

 

今回は大筋は大罪人(犯罪者)の加害者側の親族や血縁者が苦しみながらも生きていく物語です。

 

こういうのって被害者側がクローズアップされがちだと思うのですが、私は加害者側の親族や血縁者にも血縁っていう余程のことがない限り切れない関係故の苦しみもあると思っています。

加害者側って親族血縁者丸ごと非難される傾向がありますからね。今の時代はネットで加害者本人以外の情報も容易に晒されますし。

 

勿論だからといってそれは被害者遺族の苦しみや悲しみと比較できるものではないとも思いますが。

 

ただ、これだけだと、どうせ加害者側の血縁者が立ち直って幸せになってハッピーエンドでしょはいはいって思う方もいらっしゃるかと思うのですが、

まあある意味では間違ってはないというか、全く救いはない訳ではなかったとは思いますが、個人的にはここに一捻りあるなと感じました。

読み進めていて次はこうなるのかな?と予測していたことがいい意味で裏切られるシーンが多かった気がしますね。うわーそうくるか!みたいな笑

 

あと、確かにこういうのあるある…みたいな感じで、あるある感が結構リアルな気がしました。

 

面白かったという言い方でいいのかはわかりませんが、引き込まれるストーリーで良かったと思います。これは結構おすすめですね。

 

ただ、序盤の大罪人本人について描写がもう少し欲しかったかなという印象でした。

図鑑文に罪の内容はある程度書かれてるので割愛されてしまったのかもしれませんけど、もっと大罪人本人の心情、経緯を知りたかったかなとは思いました。

 

ですが総合的に良い列伝だったことは間違いないと思います。これは推せる。

今回はネタバレ無しの感想でした!

 

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