momomo1124’s blog

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暁の守護者と炎のレガリア 感想②

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感想、というより登場キャラへの思いですかね今回は笑

再びネタバレ注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやあ個人的には今回の敵側もなかなかいい味出てたと思います。

退治される側ってわかってはいても、クリプトラクトの場合、私は結構同情してしまうというか。

もちろん復讐なりの手段は結果的には良くないですが、そういう手段を取ってしまうまでの過程を知ると一概に悪だと排除出来なくなりますね笑

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今回はメイルス家の新当主イシュハルトがそれに当たるわけですが、こやつ結構可哀想なやつなんですよね、、、笑

 

1部からの引用になりますが、

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周囲にはアストリアと比較され、下に見られる方のやつなんですが、

話を進めていくと確かにこやつに皇帝の座を得る資格はないなとは思うんです。

ただ、立場上比較されるのは仕方ないというか宿命だとは思うものの、頻繁に周りに比較されてあの人はすごいのにあいつは、、、って言われたら歪みますよ。

 

そう、かつての私のように!!笑

 

この列伝を通してアストリアにはあってイシュハルトに足りないものって伝わるようになっていますし、それも納得できます。

ただ、私はどちらかといえば昔からイシュハルト側の立場(比較されては下に見られる側)になることが圧倒的に多かったので、一概にこいつダメじゃん、とも言えないんですよね。笑

気持ちがわかるというか。

クリプトラクトって本当不遇な側の立場も繊細に描かれているので、そういうところも好きなんですよね。

 

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まあ、ドールの人身売買の黒幕はこやつなんですけど笑

結果として、生じた感情から移した行動はよろしくないですね。

 

ただ、やっぱり、勝手に比較してきて下に見てきた人間や自分より優位に立つ人間を見返したいと思う気持ちって、誰しもあると思うんです。特に彼らの場合は立場がかかってますからね。

私はイシュハルトとは手段は違いますけど笑、自分のことを下に見てきた人間に対してどうやって見返していくかっていう気持ちは常に持ってますよ。反骨精神の塊みたいな人間なので。笑

 

私は妬みっていう感情を持ちたくないんですけど、悔しいっていう思いは大事にしていますね。

イシュハルトはがっつりアストリアを妬んでますけど笑笑

 

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ここ、声優さんの演技が白熱で個人的名シーンの1つなので、是非ボイスありでご覧いただければと思います!笑

 

なんというか、人間ってきっと、常にバカにされたり、人としての尊厳を損なわれるようなことをされたりすると、基本的にはそんなことないって思いたくなると思うんですよね。自尊心ってやつですかね。

もちろん、自分は生きている価値はないんだと徹底的に自己否定に陥る人もいると思います。

 

ただ、そう思うことって私にとっては一番つらくて。

自分は自分であって、代わりがいなくて、世界に一人しかいないのに、自分自身に生きている価値がないとか死んだ方がマシだと思うこと、これは本当に辛いです。経験済みなのでわかります笑

人によるとは思いますけど大抵の人は辛いんじゃないかなと思いますね。

 

イシュハルトは多分、私は全てにおいてアストリアよりも優れているのになぜだ!っていうナルシストな感じだとは思うんですが笑、

もしかしたらアストリアの優秀さは事実であるけれども、それをどうしても認めたくないが故にこのようなことを言ったのかもしれませんね。

はたまたどちらもあるのか。

 

自尊心と、それに伴わない周囲の評価のギャップは苦しいものだと思います。

 

あと、2枚目の、私が貴様の立場に生まれていれば!のセリフ、

これについてですが、アストリアは皇帝ルシウス(ハウザーによって暗殺されましたが)の息子で、皇帝の血を引いているんですよね。

 

芸能人が、〇〇の娘もしくは息子と話題になってすぐに有名になれたり、そういうのあると思うんですが、ぶっちゃけ親の血を引いているっていうのは本人が意図せずとも有利なところはあると思うんです。こればかりは、イシュハルトにはどうにも出来ないことなんですよね。

 

ただ、アストリア自身もこれについては悩みを抱えています。私には英雄の血が流れていると感じたことはないと序盤に言っていたので。

それに反し、その立場を妬むイシュハルト、、、うーん、リアルですね。ありがちというかあって然りな衝突だと思います。

 

私も、あの人の子に生まれていれば、、、!!って思うことありますよ笑

ありますけど、それって本人のせいではないですし、そこに当たるのは違うとは思うので、

やりきれない悔しさみたいなのはありますけど仕方ないものだという気持ちもありますよ。

 

イシュハルトのアストリアへの憎悪は、血縁というどうしようもないもののせいにもしてしまうくらいのものだったのでしょうね。

いいぞー、この生々しいどす黒い人間の感情!笑

やっぱクリプトラクトはこうでないと!!←

 

で、まあここからはいつもの展開です

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イシュハルトは燭台に手を出し、力を手に入れるために幻獣化しました。

 

、、、なんか本当、切ないですよね。

イシュハルトも辛かったんだろうなと思いますよ。

そらもとから腹黒かったやつですけど、周囲がイシュハルトをさらに追い込んでしまったようにも思います。

 

けど私は、こういう妬みややりきれない悔しさって、人間の一番リアルな感情だと思ってて。

例えば、表向きの笑顔とか上辺の褒め言葉とかは作れても、妬みや悔しさって作れない、作ろうと思わないと思うんですよね。

そういう感情にもフォーカスされて、なおかつそれが強大な感情ゆえにものすごい"力"となるっていうのもまた面白い設定だなと思います。

 

クリプトラクトの作品って、例えば力は力でもただ思いのままに人を蹂躙する力とか、人を守るための力とか、言葉で表すと一つの言葉でもその内容としては多面性があるっていうのが上手く描かれていると思います。

私自身も物事の多面性っていうのはよく考えるので。

それがこんなにハマってる理由の一つでもあるかもしれません笑

 

クリプトラクトが伝えたいテーマっておそらく、人間の様々な強さっていうところだと思うんですけど、綺麗で強い人間ばかりではない、人は様々な感情を持っているということも、退治する側される側両方を通して伝えたいのかなって。

だから私は毎回退治される側にも注目してしまう訳なんですけど笑

 

個人的には、今後もこういういわゆる負の感情ではあるけれども、誰もが持ち得る感情を繊細に描いていってほしいと思いますね。

 

イシュハルトについて散々書いておいてなんですが、

今回の列伝の推しはダントツでオウロンですけどね!!!!!!←

でもイシュハルトも嫌いじゃないぞ!君は来世で私は今世お互いに頑張って生きていこうぜ!って感じです!はい、要はそういうことです!

 

もう何回か感想続くと思いますー

 

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