進撃の巨人を観ています③
一旦自分の中での情報整理です。
※ここから下、作品のネタバレ含みますので閲覧ご注意下さい!
またベタな話題にはなりますが、シーズン3の最終話のラストでなぜエレンだけが絶望を感じていたのかについてです。
・本来の夢のはずだった壁の外の世界へ行けて(調査兵団の壁外調査)、本の情報でしか知らなかった海に辿り着いてもエレンが絶望してたのは、壁外でも争いは終わっていなかったと気付いたから←現実でも世界中の至る所で紛争が起こっており、人類の戦いは終わることがないという示唆?
私としては、エレンは壁の外に行けて、今までに見たことがなかった海や砂漠やオーロラ等(世界は未知で広がっており、世界は広いということ)に辿り着けることが自由になった証だと考えていたような印象を受けたので、
てっきり海に辿り着けたエレンは喜ぶかと思っていたんですよね。しかし私が甘かったようです…
ちなみに壁内では海も砂漠もオーロラも無いです。これは壁の中は閉じ込められた(縛られている且つ自由が制限されている)状態の世界であり、世界の全てではないということを示しているのかなと思っていますが…
まあそれはさておき、実際アルミンやミカサ達は海に辿り着けて割と喜んでいたと思うのですが、エレンだけ海の向こう側を見ながら絶望していたのは、
壁の中での巨人戦いが終わったと認識していても海の向こう、つまり海外(他国)では争いは決して終わっていないことにエレンが気が付いたからなのかなと思いました。
まあ厳密に言えば、シーズン3の段階ではまだ獣の巨人の中の人は生きてるので戦いが終わった訳ではないんですけどね。
現実でも一つの争いに決着がつく、一応私的な決着の意味は国のトップが終戦の調印をする、降伏することと捉えていますが、
それは決して未来永劫戦争はしませんという意味ではないんですよね。"この戦いはひとまずこういう結果になりました"ということを示しただけ。
というのは今現在でも世界での至るところで紛争が絶えないということ、人種に限らずマイノリティ差別が根強く残っていること、テロ組織の存在等が証明していますよね。
あとは日本がいまだに核兵器禁止条約に批准していないのも一つの証明になると思います。
争いは無くならないという現実を踏まえつつ、どうせ無くならないんだからと冷笑的な態度にもならず希望と祈りに縋り過ぎない姿勢が求められているのかな。
脱線しかけましたがここでのエレンの描写は、まあファイナルシーズンが残っているので当然ここでは終わらないのはわかっていますが、
決してエレンが思っただけのこと、と収束させられないんじゃないかなと思ったのが印象的でした。
いやーしかしここのエレンとミカサ、アルミン達の対比描写は切なかったですね。
何度も言いますが、おそらく最終話途中に挟まれる現在公開可能な情報が当作品の中に限らず現実に持ち帰るべきもの且つ当作品が訴えたいことなんじゃないかと思ったので、この点でも印象的でした。
しかしエレンは今後どうなるんでしょうかね。
一応シーズン3までの情報を踏まえると、エレンは次は座標を手にして圧倒的暴力としての力を手にするが、その先に待っているものは…みたいなことが描かれるのでしょうか?
人間と人間の戦いにエレンが参戦し制圧する可能性もゼロではないのかな。獣の巨人とはまだ決着ついてないですしね。
いずれにしてもエレンが座標を手に入れるフラグが立っていたように思うので、エレンが圧倒的な力をどう使う(コントロール)するのかも気になります。とか言ってその前にエレンが人間に幽閉されたらこの予想全外れですが笑
あとはミカサ、アルミンが今後どう物語に作用してくるのかも気になりますね。
個人的にはシーズン2のハンネスとミカサ、アルミンの会話のシーン(確か8話あたり)がエレンの核心を突いているのであれば、割と今後のキーにはなっていくような気がしてますが。
またちょこちょこ幼少期の回想シーンでいじめられるアルミン、それを助けようと何も考えず突っ込んでいくエレン、圧倒的な強さでいじめている人間をはっ倒していくミカサ、
この構図を考えるとやっぱりエレンを止められるのはミカサ、アルミンになるのかなとも…
全く予想がつきませんね笑
もう少し情報をまとめたらファイナルシーズン前半に着手します!