鉱国の翔龍と英雄の歌 感想①
今月追加された列伝:鉱国の翔龍と英雄の歌
の感想です。
結局のところ、私が言いたいのは
「なんも言えねえ」
に収束しました。いろんな意味で。
これは列伝なのか?という考えも浮かんできたくらい。いや、列伝として公開されてるので列伝なんですけれども笑
多方向から脳を攻撃されました。なんというかこの列伝一つで本当に良い教材なんですよ。色んな視点で色んな要素が詰め込まれすぎている。
だから私も脳内整理という意味でも色々書きました。(でもまだやる)
ストーリーが良いとかそうでもないとかそんな次元じゃないレベルだし、多分一回見ただけだと脳がパンク状態になります。本当、何も言えねえ。一回見ただけだと何も言えねえ。
で何回も見るけど見れば見るほど色々な要素が詰め込まれていることに気付いてやっぱり何も言えねえ。
もちろん続きがあるんだろうなって終わりの仕方をしていたり、英雄の歌シリーズの核となる(と思われる)台詞が多かったのもあるんですが。
いやほんと
何も言えねえ
でも何も言えねえからってこのまま作り手の魂を放っておくのか!?
それはダメだろ!!!
って感じでした。
でも、本当に中身がないとかそういうことではなくて、脳みそがクラッシュしたという意味での何も言えねえなんですよね。
あと、とにかくこの時代にこういう社会的(政治的)なメッセージ性を持った作品を世に出すのは勇気がいるというか…その勇気を私は後押ししたいです。私はこの作品を支持します。いやこれ国語の教科書に載せるべきだろ!!!!私ならこれ教材にして授業組むけどな!?!?くらいの勢いです。
中高の授業で社会学入門として取り上げても良いし、大学で取り上げてもそれはまた視点が変わってくると思います。上手くやれば小学生向けの教材にもなり得る。
もちろんこの列伝が万物に共通する答えというわけではないんですけど、重要なのは万物に共通する答えが載っていることではないんです。
何かを考えるきっかけとして良いよねって話なんです。
貧困はいかにして生まれるか、また貧富の差が起こす問題とか、そもそも貧困はなぜいけないとされているのか?とか。
あとどの戦争がどんな大義名分のもと始まったのかとか、戦争に限らず学生運動や社会運動、紛争、内乱の歴史も。それぞれ戦いの大義名分も戦い方も違うでしょう。
まあこれは英雄の歌シリーズ総じて言えることかもしれませんが、そういったところに気付かされるのはこの列伝でじゃないかなと思いました。
この列伝をきっかけに話はいっくらでも広げられるんですよ。
人間とはいかにして社会的な生物となっていくのか?なんて普段考えない人の方が圧倒的に多いと思うんですが、もう究極ここから会話とはいかに成立させていくかとか名前を与えられることとはとか、本当に無限に話広げられる。
私は脳みそ刺激系の列伝としてダントツでおすすめというかこの観点で言うなら現段階でこれ以外の選択肢はないくらい、良い意味でとんでもない列伝ですよ。列伝というか教材。列伝という枠に収まってちゃいけない列伝(矛盾)
いい意味で良い話だったで終わらない終われない余白を残す列伝なんですよね。
悪くはなかったけどなんかよくわからなかったって人もいらっしゃるかと思うのですが、その余白込みでの良さ。そこでよくわからなかった理由を探しにいくと、結構楽しいかもしれないですよ。
上記の理由で、何もないから何も言えないのではなく、一気に解読出来ない程色んなものが詰まりすぎているという意味での
なんも言えねえ
なんです。
もう本当に一言で片付けられないしなんならこの列伝がなんかの答えというよりはここから問いを導き出せと言われてると思うほど、なんも言えねえとにかくなんも言えねえけどとりあえず〇〇ロン族は最高(なんか言ってる)
スクリーンショットなしの感想ならもうとにかくこれに尽きますね。何も言えねえ故の良さというか…だからやっぱり良いとか悪いとかじゃなく、強いて言うならまあシェイドはクソバカだしゾラの兵士達もアホだと思うんですけど、とにかくどの側面をとっても一元的には語れないというか、
いやなんならここからいくらでも問いを導き出せるとんでもない可能性を持った列伝(というより私の中では教材)だと思っています。
とりあえず
なんも言えねえ
(でも総じて〇〇ロン族は最高ということは言える!!!!!!)
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